クリエイト・ア・ブック=オリジナル絵本の誕生

クリエイト・ア・ブック=オリジナル絵本は1980年、教師でもあった一人の母親が自分の子供たちにふさわしい本がないことに不満を持ち、自分の子供を主人公にした本を作ったのがそもそもの始まりです。
子供が自分の名前の入っている本を読むということは、自己イメージの確立に役立ち、読書に対する興味をもたせる効果的な方法であると、児童心理学者からも推奨され、教育熱心な親たちから多くの支持を集める事となりました。
アメリカではパーソナルコンピュータが徐々に普及し始め、パーソナライズドブック(Personalized Book)を製作する環境が整いつつあった事もあり、日本よりも一足先に広く一般に普及していったのです。
そして日本では1990年、バブル経済は崩壊し、大量生産、大量消費が牽引してきた従来型の経済成長は完全に終息しました。
「みんなと同じモノを持つ」ことに安心を感じていた人々の価値観も「人と違う、自分だけのオリジナリティー」を大切にするようになってゆきます。
コンピュータもパソコンと呼ばれるようになり、広く一般に普及してゆきました。 日本でもクリエイト・ア・ブックが萌芽してゆく環境は整い、1995年テスト販売を経て、1996年クリエイト・ア・ブックジャパン社が設立されました。
現在では英語圏を中心に世界29カ国でクリエイト・ア・ブックの輪が広がっています。