子どもに対して絵本を読み聞かせることはあっても、手作り絵本は実践したことがない方もいるのではないでしょうか。実は手作り絵本を作ることで、子どもにいい影響を与えるきっかけになります。
今回は、手作り絵本のねらいと作り方について、詳しく解説していくので参考にしてみてください。
手作り絵本のねらい
手作りすることで、世界に一つだけの絵本を作ることができます。手作り絵本は子どもが作ることができるほど簡単で、親と一緒に作ることも可能です。子どもが作る時の手作り絵本のねらいと、親が手造り絵本を作るねらいを解説していきます。
・子どもが手作り絵本を作る場合
工作が好きな子どもであれば、手作り絵本を作ることが楽しく、想像力が豊かな子どもは、自分が主人公になったらといった具合に、自分の理想の絵本を作ることができます。
実際に、作っている姿を見ることで、子どもの成長を間近に感じることができ、今後の成長を促す効果が期待できるでしょう。
・親が手造り絵本を作る場合
親が絵本を手作りした後は、絵本を子どもにプレゼントしますが、ママが一生懸命自分のために作ってくれたと考えるだけで子どもは嬉しいものです。さらに、主人公が自分であった場合は、特に喜んでくれるでしょう。
また絵本の内容を片付けや歯磨き、好き嫌いの克服といった内容にしておけば、今後の成長を促すきっかけにすることもできます。
手作り絵本の作り方
気になる手作り絵本の作り方は意外と簡単で、工夫次第で色々なアレンジを加えることができます。基本的には、どのような作り方なのか、紹介していきましょう。
・物語を考える
絵本を作るためには、まず物語を考える必要があります。ストーリーを作るためにも「起承転結」は意識しましょう。
「起」は登場人物や話の背景といった情報を捉えるために重要な部分、「承」で状況やストーリーが展開し、「転」で状況や気持ちの変化を加えます。最後に「結」で絵本の内容をまとめあげましょう。
大切なのは、絵本を通して何を伝えたいのかということなので、内容はきちんと子どもの成長を促す記述を加えてください。
・絵本をアレンジ
実際にある絵本をモチーフにして、アレンジを加える内容は、子どもの受けもいいので、手作り絵本で展開を加えてみてもいいでしょう。手作りならではのアレンジで、子どもが喜ぶ内容を加えてください。
・子どもが主人公
手作り絵本の主人公が自分であれば、子どもはそれだけで夢中になれるものです。その主人公に、子どもが変わって欲しい部分を付け加え、片付けが出来て好き嫌いがないなどといった、成長を促す要素を盛り込むと面白いかもしれません。
子どもの年齢によって手作り絵本の仕様を変える
手作り絵本を作る子どもの年齢を考えて、内容や仕様を変えることは大切です。どのようなことに注意しないといけないのか、詳しい内容を解説していきます。
・赤ちゃん向けの手作り絵本
小さいお子様であれば、視力がハッキリしている訳ではないので、絵の輪郭はしっかり書き込み、視覚的に刺激を与える内容にしていきましょう。
サイズも一人で持てるくらいの小さいサイズで設計しておくのもいいかもしれません。素材自体も、子どもが口に入れてしまっても問題ないように、フェルト生地や布で、洗える絵本にしてみてください。
・幼児向けの手作り絵本
子どもが成長してきたと感じたのであれば、物語に意味を含ませた絵本にするといいでしょう。物語に焦点を入れ、悲しい・嬉しいといった感情を加え、感情移入できる内容を盛り込んでください。
オリジナルストーリーで、子どもの心を動かすことができるかもしれません。
まとめ
手作り絵本は、意外と作るのが簡単で、子どもと一緒に工作をすることができます。子どもに作らせることで、想像力や語彙力の成長を促し、一緒に作ることでコミュニケーションにも繋がるでしょう。
親が作る手作り絵本では、物語の主人公を子どもにし、やってほしいことを積極的に盛り込んでいくと、子どもが刺激を受けるはずです。
色々とアレンジを加え、世界に一つしかない絵本を作り上げてください。