入園祝いを贈るときに気を付けたいマナーを分かりやすく解説

入園祝いを贈るときに気をつけたいマナーとは?

 

もうすぐ季節は春です。

お子様が入園・入学で新しい生活を迎える季節ですね。

こういうおめでたい行事には贈り物がつきものですが、「入園祝いとは誰から誰に贈るべきものなのか?」や、「どんなものをあげればよいのか?」など、色々と疑問がある方も多いのではないでしょうか。

うっかりタブーを踏んでしまわないよう、入園祝いのマナーについて学びましょう。

 

入園祝いを贈る場合のマナー

 

入園祝いは、親が子に贈ったり、祖父母が孫に贈ったり、あるいは叔父・叔母が姪や甥に贈ったりと、身内同士で贈り合うのが基本です。

もちろん、友人や同僚などでも、ごく親しい間柄ならば贈ることもありますが、顔見知り程度の知り合いや付き合いの薄いご近所さんなど、普段あまり交流がない人に対しては無理に贈る必要はありません。

あくまで祝いたいという気持ちが大切なので、こちらにも相手にも負担がないようにマナーを考えて贈りましょう。

 

入園祝いに贈ってはいけないもの

 

入園祝いでマナー的に贈ってはいけない品というものは基本的にありませんが、あくまで受け取るのはお子様だということを忘れてはいけません。

お酒やライター、灰皿など、大人向けの品はやめましょう。

あまり難しすぎる本や、高価すぎるものも避けた方が無難です。お子様が喜びそうな品物を選ぶと良いでしょう。

また、近頃はアレルギーを持つお子様が増えていますので、食べ物を贈りたい場合は注意しなければなりません。アレルギーの有無を知らない場合は、飲食物をプレゼントに選ぶのは避けた方が無難でしょう。

 

入園祝いにのしは必要?どんなのしをつける?

 

入園祝いは身内で贈り合うものです。のしは絶対に必要というわけではありません。

しかし、せっかくのお祝い事なのですから、それらしくのしをつけて飾ったものを贈る方が喜ばれるのではないでしょうか。

のしには水引き(みずひき)と呼ばれるリボンのようなものを結びますが、これにはいくつか種類があります。入園・入学祝いの場合は、「蝶結び」と呼ばれるものを選ぶのが一般的です。

表書きには、「内祝(うちいわい)」と書きましょう。

宛名は、入園・入学されるお子様の名前を書きます。

受け取るのが親御さんだとしても、お祝いされるのはお子様です。お父様やお母様の名前を書かないよう、気をつけてください。

 

入園・入学祝いを受け取る側のマナー

 

入園・入学祝いの場合、基本的にお返しは不要です。

しかし、もらったものが高価だったり、気持ちとしてお返しがしたいという場合は、もらったもののおよそ3分の1~半分程度の金額のものを内祝いとして贈ると良いでしょう。

その際には、入園・入学されたお子様の写真や、贈り物に対するお子様からの感謝の手紙などを添えるのがおすすめです。お子様の元気な様子を伝えてあげましょう。

 

お礼をする時期は?

 

入園・入学祝いの贈り物に対する返礼品は基本的に不要ですが、感謝の気持ちはマナーとしてきちんと伝えなければなりません。できる限りもらってすぐに、電話や手紙などでお礼と感謝を伝えるべきでしょう。

その際、お祝いを受け取ったお子様からも一言挨拶をするのがベターです。きちんとありがとうを言える人になるように、普段から教えておきたいものですね。

 

入園・入学祝いのマナーを守りましょう

 

おめでたい入園・入学祝いは、贈る側も贈られる側も笑顔になるべきものです。

できる限り相手のお子様の好みや環境に合わせて選び、負担にならないよう注意して、過剰だったりふさわしくなかったりするものを選ばないようにしましょう。